■お聞きした要望や調査してきたデータを整理し、また建築主さんのアイデアを含め、提案内容を、平面図やパースにしてお見せします。
時間を惜しまず種々の可能性を出し尽くしておくことがポイントです。
平面図のみの説明では部屋の大きさ、縦方向のボリューム感がつかみずらいため、理解の満足度が低く、建築主さんの意見も引き出しにくいものです。
ここで I T 技術の出番です、レンダリングパース(建物の外観や内観の3次元図を写実的にするための特殊な着色ソフトで計算をかけた完成予想図)やウォークスルー(建物の内部や外部周囲を自分で歩いてみたように、人間の視線で製作した動画)又はバードビュー(建物外部周囲や上空から鳥のなって飛んで見ているように製作した動画)や模型など、五感に訴えることにより理解を深めていただきます。
この段階の打合せ会は複数回に及ぶこともあり、第一案、第二案、と重ねてゆきます。
設計者と建築主家族との意見の擦りあわせは、重要なプロセスです。
粘り強く頑張りましょう!・・・ただし、夢の実現に向けての作業ですから楽しむ余裕を持つことを忘れないのも大切です。(基本姿勢についてはこちらにも書き込んでみました。)
ただひとつお願いしておかなければならない点があります。
設計者は国家資格を国から頂いて、専門家としての社会的責任も負っていますので、法令的に照らし合わせて、どうしてもご希望に添いかねることもあるということです。
またこの段階まできて、どうしても私たちのプランでは先に進めることが出来ない事情が発生したときは、ここでお断りを頂くことになります。
FAQのこちらにもプラン修正の費用について掲載させていただきました。
次の設計監理契約に進める状況になるようであれば、建築士法で定められた「重要事項説明書」で報酬についてのお話をさせていただくことになります。
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