■役所(又は民間指定機関)の完了検査は図面の通りできておれば通りますが、
設計変更が工事中に発生している場合、変更確認を取ってから検査になります。
建築主さんの検査を最終的に行います。
引渡し書とキー一式を用意してもらい、建設会社さんと設備工事関係者(電気屋さん、水道屋さん、キッチン屋さん、)も立合いの上、機器の取り扱いの説明ができるようにします。
設計内容との照合はそれまでに済ませておきますが、建築主さんの立場から気になる点があれば、その場でお聞きしておき、誠意を持って対応できるよう指示します。
よく指摘のあるのは仕上がりの精度に関することです。
これにはその基準において個人差があり、デザインというものの捉え方や、職人さんの職業に対するモラルにまで話が及ぶことがあります。
監理者としては、どのようなことも工事中に原因が発生しているわけで、監督さんと建築主さんを交えて、その過程を丁寧にさかのぼってゆけば、ほとんどの場合その原因がみつかります。原因がみつかれば、可能な限り修正をすることです。
これは文章にすると簡単ですが、現場では困難を極めることもときとしてあります。
誠意を持って完了させてから引渡しということにします。
保存登記についても土地家屋調査士さん司法書士さんの友人が居ますので、ご相談に乗ります。
設計者として描いていたイメージとの照合をしておくことが大切です。
次の現場への課題を探すチャンスでもあります。
監督さんと最終確認を終えたら、完了検査合格です。
個々の工事の様子はALBUMに詳しく書き込まれていますので参考にしてください。
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