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私たちがこれまでに設計し現場監理をしてきた住宅や建築を紹介します。
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風を感じるオール電化
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中庭というと何を思い出されますか?
多くの方が京都の町屋の風情を思いだされているのでは無いでしょうか。
では、その風情だけですか?お気に入りなのは?
住宅で囲われたその空間は耐震的に良くない、と一刀両断に批判の対象にしてしまう方が、
特に最近は多く居ます。
この建物のこの中庭に対する建築主さんの評価は、三つありました。
画像をご覧になると凹形状になっていることがお分かりだと思いますが、
この中庭デッキの奥が居間になっております。
まず一つは、居間周辺がまんべんなく明るく過ごしやすい。
二つ目は、敷地周囲が広いので視線を気にしなくて良い方向を与えられており、気持ちが休まる。
三つ目は、意外と奥まで風が通るので涼しい、ということでした。
京都の町屋もゴチャゴチャしたイメージがありますが、
風の上昇があり涼しい風通しがあると聞いておりますし、
そんな建物の凸凹がもたらす心地よい現象を逃さない手はありません。
耐震性を確保した枠の中で、こんな楽しみを感じさせてあげたいものです。
こちらのお家の週末は、このデッキにテーブルを出して、
家族みんなで小パーティーをすることが多いそうです。
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デッキの上のバルコニーは光と風が通るデザインにしています。
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バルコニーのトーメーの手摺に屋根に明けられたトップライトが写りこんでいるのが見えますか。
2階のバルコニー奥の居間も明るい空間になっています。
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南面の1階のリビングと寝室、2階のリビングで囲い込むように2階の屋根まで吹抜けるデッキは、
オールシーズンタイプのアウトドアリビングとして、南側畑の休憩スペースとして、
各室への光庭として、また2階リビングからの展望台として、家族の大きな期待を満足しています。
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デッキの東南アジアの対候性の高い木材です、・・・・といえば何かお分かりですか。
あえて隙間を空けています。
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ベランダから見下ろしたデッキ部分
3方が囲まれたテラスデッキはアウトドアとの緩衝部分としての機能を発揮してくれます。
屋外でもない屋内でもない、屋外の風や光は感じられるし、屋内の一部としての使い方も面白い。
ちなみにちらっと見えるのは私の奥様です、この日はオープンハウスを行いました。
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