
キッチン脇のJパネル(杉のムク材)を利用した可動棚は大工さんに作ってもらいました。
おそらく家具工事として製作するより経済的かつ趣があります。
ゴミの分別ボックス置き場としてなど多目的に利用できます。
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居間の上部を見上げてみると杉板の天井(屋根裏)にJパネルの天井、ベージュの壁クロスと・
・・デザインは常にシンプルを旨にしています。
というより、故意にシンプルにこだわるまでもなく、材料の設定段階で、
その特徴を生かそうとすれば行き着く結論です。
生活のバックグラウンド、絵で言えば背景となる色は、決して媚びてはいけないと思います。
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「エコシルフィー」はこんな形で設置されました。
床面までこんなに高さがあるのに床面付近で手をかざしてみるとエアーが届いていました。
エアコンの暖気を拡散する役目は果たしています。
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玄関に置いてあるチャップリンの靴は私のものです。
現場の泥まみれをぬぐいつつ履き続けて何年経過したことでしょう。
玄関の3枚引き戸は全開すると有効幅が90センチはとれます。
タイル面の前後の奥行も120センチ以上、昇降機は後付けで必要ですが、
誰かに車椅子の時代が訪れても大丈夫です。
ちなみに真ん中に見えるJパネル製の踏み台は大工の細野さんからのプレゼントです。
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さりげなく履物は履き替えるときに?まる手すりも取付けました。
手すり付近にはワイドパネルのスイッチ、下は足元灯です。
左の壁はもちろんJパネルですが、高価な木材保護材は使用せんでした。
玄関の化粧材としてもその役割を果たしてもらってます。もちろん化粧材兼構造材です。
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居間の隅にある壁の一部分にはエコシルフィーの操作パネルと換気扇の操作パネルを
集中しておきました。
エコシルフィーはエアコンの効果エリヤをコントロールするため、
換気扇は床下へ北面から外気を取り入れたり、それを小屋裏付近まで運んだり、
小屋裏頂部から室内の空気を抜いたり、流れを促したりといった具合に、
季節ごとの必要に応じて組み合わせを変えてゆく換気方法です。
高価なセンサーに頼ることのないローテクなマニュアル方式で
室内の空気の動きをコントロールしようとしています。
機械が全てを担うのではなく住まい手の工夫も生かしてほしいということでしょうか。
もちろん組み合わせによる換気量の計算はしてあります。
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