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《所在地》 岐阜県垂井町
《工事種別》 増築改修
《1階床面積》  191.91u
《2階床面積》  70.13u
《延床面積》 262.04u
       (79.4坪)
《施工》 三柏
 
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  トップ家づくりのプロセス>粋な伝統数奇屋>塀、外壁の色、モクマド、北庭
これまでに設計してきた住宅や建築の家づくりプロセスを紹介します。
 
  
粋な伝統数奇屋


塀の位置と納まり

2010年10月22日

塀の石積みを補修と積み直しを行い、その上部に塀を立ち上げます。

新しい居間から東方向への眺望を疎外しないように視線から下になるような塀の高さとすること、

道路とほぼ平行になるとはいえ凸だけでなく凹で屈曲していたりすると施工間違いに見えてしまいます。

見通しで位置出しをしてみて確認しておきます。


長い塀ですから控え壁の位置も石垣との取り合いで補強として

効果があるかどうかもチェックしておきます。















外壁と塀の色

2010年10月23日

敷地の東側から南側には町道が接しており、塀で囲まれた形になっています。

今回改修する母屋の東面にも既設とほぼ同じデザインと色の塀を石垣の上に作りますが、

塀についてはその左官材を同一の製品としてテクスチャーも同一とし、

外壁については塀と同系色にて、

既設にある茶室と違和感の無い土色の弾性リシンを吹き付ける予定です。

色は見本の現物を現場で直接あてがってみるというのが主義です、

意匠を大切にするとこのあたりは妥協できないところです。













モクマドの取り付け

2010年10月26日

サッシは旭化硝子の「モクマド」という製品を採用しました。

無垢材の木製サッシは木製建具工場がオリジナル製品をいろいろ見つけていましたが、

室内の気密を高めるという目的が阻害されては「室内は快適に」というわけにはいかなくなる

恐れがありますから、

やはり狂いの無いアルミサッシ枠で気密等級A4という性能を保証していたこの製品に落ち着きました。

ご覧の画像は広縁の部分のモクマドが取り付けられたところです。

設計者としては既存の納まりの様にケヤキの化粧無目の梁にモクマドを取り付けたかったのが

正直なところですが、

残念ながらこれも将来の狂いや気密を考えて外部からはサイディングで包むという形にしました。

欄間の部分は、モクマドでは框が大きいので従来のアルミサッシとしましたが、

後ほど建築主さんの提案もあり木の色に着色することになりました。

どちらも結果はそれほどの違和感はなかったのが救いでした。


こちらは完成すると北方向と東方向に視界が大きく広がることになる、居間のモクマドです。

モクマドの設計限界を気にしつつなるべく大きなものにしました。












塀の配筋チェック

2010年10月27日

塀の基礎のコンクリート打ちを控えて配筋を確認に来ています。

延長が長い塀ですから配筋はダブルにして梁のように、

仮に下部が中空になってもブリッジになってくれるようにしています。

控え壁を設けて塀と直交方向の倒れ止めを用意していますが、

それでも大きな水平力が加わるような地震が発生するとどうなるかは不安です。

画像は敷地の北詰め、蔵の建っている部分を撮っています。

ご覧のように石垣の石の上に基礎がなるべく載らないようにしてあります。
















北側の庭

2010年10月29日

工事過程の照会の中であまり出番の無かった北庭の様子をアップしてみました。

北庭は寝室が面しており庭を挟んで蔵が建っています、

今回の工事に取り掛かるまではサービススペースとして使われていましたが、

蔵の庇を利用して物置を整備して憩いのスペースとしての存在感もプラスしようという計画です。

庭の高さも調整してサービススペースとしても利用できる以前には無かった

広い庭が出現することになります。

サイディングが張りあがってきて、建物の足元が見えてきており設計段階では

確定できなかったレベルを再測量の上、もう一度考え直す段階でもあります。















 

塀の基礎

2010年11月6日

塀の基礎コンクリートが姿を現してきました。

石垣は、既設をそのまま利用しているところと解体して積み直している部分があります、

安定感が増すようにコンクリートの立ち上がり部分は

全体が一体化して地中梁のようにダブル配筋になっています。

道路との区切りがはっきり見えてきて足場を解体すると建物を引き立ててくれるのが想像されます。











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