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《所在地》 岐阜県垂井町
《工事種別》 増築改修
《1階床面積》  191.91u
《2階床面積》  70.13u
《延床面積》 262.04u
       (79.4坪)
《施工》 三柏
 
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  トップ家づくりのプロセス>粋な伝統数奇屋>行灯、屋根断熱、軒樋、差し鴨居、ケヤキ材
これまでに設計してきた住宅や建築の家づくりプロセスを紹介します。
 
  
粋な伝統数奇屋


行灯のデザイン

2010年10月1日

建築主さんから希望のあった行灯の商品が手に入りました。

インターネットの検索からいろいろなデザインのものを探り当てて決めた品のいい画像のこれです。

この日は現物を確認に来ました。











2階の屋根断熱

2010年10月9日

2階は西側の一部の部屋を改修しないことになっていますが、

屋根裏へは入ることが出来るため2階屋根は家全体の断熱性能アップを優先して

屋根全面についてアイシネンを吹き付けることになりました。

画像は2階の階段室ホールとなる部分の屋根裏が見えています。

ご覧のように伝統工法らしく丸太が縦横に組まれています、

東西に通る地棟が2段になっているのは

建築主さんのお父様の工夫がなされていることを窺っていました。

設計段階で小屋裏へ上らせていただいたとき、

この納まりを見て壊さずに残したいと思った記憶があります。












軒樋のそり具合

2010年10月13日

伝統工法の屋根の軒樋はその仕様と取り付け方によって屋根の軒先のデザインを左右します。

変にそりすぎていたり直線でくびれていたり、色が目立ちすぎたりすると

瓦のそりの美しさを阻害してしまいます。

製品はパナソニックの金属芯入りのものを選び、

取り付け方は現場で職人さんと打ち合わせて施工しました、それほど神経を使う部位でもあります。















差し鴨居のクサビ

2010年10月15日

木造の伝統工法ではこのようなケヤキの差し鴨居が化粧で使われています、

ここでも何箇所も年月を経てあめ色に美しく変化しています。

それらは改装後もこの家の証人として内部に顔を出すように計画していますが、

ほぞの突き出た部分のクサビは切らずにおくのが

建物の強度を落とさないためには大切だろうという判断です。

壊して新しくというよりあるのものは生かしていこうという考えは好きです。

この部分は寝室の内装の一部として飾ってくれます。















外部周囲の仕上げ下地の確認

2010年10月19日

改修工事はいうまでも無く現状に存在する部分をリニューアルする工事です、

すなわち現状にあるものをどのように納めて無理の無い、

とってつけたかのようなことのない、美しく仕上げる工夫が必要になるわけです。

ある意味では新築より難しいかもしれません。

あまり見えることのない西側の外壁の納まり、

軒裏の腐朽の状況や断熱施工の仕上がりを前に打ち合わせをしています。















ケヤキ材の吟味

2010年10月22日

ケヤキ材はいわずと知れた銘木と呼ばれる部類の堅木ですが、

建築主さんの故郷には良い材料があるという提案を受けて素材を取り寄せて

岐阜養老の製材所にて加工することになりました。

この日は到着の連絡を受けて検査というより見聞か吟味といった雰囲気で訪れた製材所です。


ケヤキは階段のササラ板、踏み板、蹴込み板、玄関の框、縁板を全てを納めるつもりでいますが、

果たしてどのように材料を切り取って振り分けるかどの面をどのように使うか、

無垢材の反り止めをどのように加工するか、

反ったときはどのようにメンテナンスするかを打ち合わせしました。


玄関の縁板の仕上げが出来上がったところです。














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