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《所在地》 岐阜県垂井町
《工事種別》 増築改修
《1階床面積》  191.91u 
《2階床面積》 70.13u 
《延床面積》 262.04u 
 (79.4坪)
《施工》三柏(株)
 
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  トップ住宅、建築ギャラリー>粋な伝統数奇屋>アプローチ、南庭、遠景、眺望
Gallery私たちがこれまでに設計し現場監理をしてきた住宅や建築を紹介します。
 

粋な伝統数奇屋


 







表門から玄関へのアプローチ

東側に町道が接している敷地には南側の表門から、

右手に接道する車庫を左手に庭を見て玄関前にたどり着くアプローチです。

曲げて敷きこまれたミカゲの敷石や車庫が落とす影、重量感のある母屋を隠すように立つ庭木、

ダイレクトでない控えめな配置計画を見て、

当然のように玄関の佇まいは重く仕上げてはいけないという判断がはたらきました。

内装がどのように仕上がっているが見てみたくなりませんか。




 
















 

 

南庭の価値観

庭園は眺めて楽しめるのはだれもが認めること。

額に汗して面倒をみることは、その対象が人であっても物であっても可愛いがゆえの行動なのです。

この庭を可愛がってみえる建築主さんにとって、

庭仕事がひとしきり終わってからのビール片手に眺める庭は一段と美しく誇らしいことでしょう。

お手伝いをしたことも無い第三者の私にもそのことが強く感じられました、そんな画像です。

もちろん、家が人なら衣装としての庭が似合わないような改装は出来ないと思うのが

設計者として当然のこと、そんな緊張感をもって現場をすすめつつ眺めていました。

本当に目に鮮やかな「気持ちの良い美しさ」を感じさせる伝統的な庭です、

その中に実際に身を置いて感じてほしいものです。

 















 


道路からの遠景、居間からの眺望

道路が接しているのは東側、南から茶室、表門、車庫、母屋の順に並んでいるのが

画像から判断できることでしょう。

さらにその北には写ってないのですが蔵が建っています。

道路が北に向かって降りていっていることから道路と母屋が近接しているにも関わらず、

道路を降りていく形になるため視界から消えていきます。

これが絵としての見え方としてはプラスに作用しているように思います。

石垣の上の塀は今回の工事で目隠しとして延長した部分ですが、

伝統工法の母屋の重量感のままにせずして数奇屋風にして軽くしておき、

道路を下がっていくと頭の上にあっても気にならないデザインにしています。

 


 

母屋の道路側が東方向、平屋部分の東へ張り出した寄棟屋根がステンレスの

シルバーグレーで一文字葺きに仕上げた居間の増築部分です。

塀に隠れるか隠れないかのように見えているのがダイニングの東側のテラスのモクマド、

ここから望む遠景は宝物です。

東方向の遠くは岐阜の金華山、大垣の赤坂山、

濃尾平野に広がっている扇状地の一角をしめる街々が望めます。

塀の高さも視線を遮らない高さとなっています、

これも道路が北に向かって下がっているから出てきた発想で、

建築主さんも設計当初より要望の強かった設計要素です。


 
















 


車庫の屋根からの鳥瞰

道路に接する車庫の屋根から撮ってみました。

ポーチから庭園、居間東の庭、そして東の方向に広がる濃尾平野の一角を広く望める自慢の絶景です。

どの現場も必ず屋根からの遠景を撮るのを忘れないのはやはり子供の頃からの習慣の性でしょうか。

だれもが持っている本能にも似た行為ではないでしょうか、屋根の上に載って「ああああ絶景、快感!」

青い空と吸い込まれるような空気の透明感、感受性全開です。

日本家屋の醍醐味は、瓦屋根の質感と勾配と軒先の伸びの安定感安心感、

金属屋根の細い線と瓦の貫禄との絶妙のバランス、

何千年の歴史がある日本文化はこんなすばらしい美を生んでくれたことに感謝しましょう。

 


 








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