南庭の価値観
庭園は眺めて楽しめるのはだれもが認めること。
額に汗して面倒をみることは、その対象が人であっても物であっても可愛いがゆえの行動なのです。
この庭を可愛がってみえる建築主さんにとって、
庭仕事がひとしきり終わってからのビール片手に眺める庭は一段と美しく誇らしいことでしょう。
お手伝いをしたことも無い第三者の私にもそのことが強く感じられました、そんな画像です。
もちろん、家が人なら衣装としての庭が似合わないような改装は出来ないと思うのが
設計者として当然のこと、そんな緊張感をもって現場をすすめつつ眺めていました。
本当に目に鮮やかな「気持ちの良い美しさ」を感じさせる伝統的な庭です、
その中に実際に身を置いて感じてほしいものです。
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