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《所在地》 岐阜県垂井町
《工事種別》 増築改修
《1階床面積》  191.91u
《2階床面積》  70.13u
《延床面積》 262.04u
       (79.4坪)
《施工》 三柏
 
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  トップ家づくりのプロセス>粋な伝統数奇屋>トップライト、屋根の納まり、丸太補強、水平ブレス
これまでに設計してきた住宅や建築の家づくりプロセスを紹介します。
 
  
粋な伝統数奇屋


北側屋根のトップライト

2010年9月24日

下の画像は2階北側の窓から望んだ景色です、

蔵に向かって伸びているスキージャンプ台のようにも見えていますが、

下には洗面所と浴室があります。

日本瓦の屋根には無愛想にも思えますが、既設の伝統ある瓦を生かすこと、

漏水を将来的にも極力回避すること、

何よりも北側のこの開放された方向からの北風を室内に招き入れたいという

大きな設計目標を実現するためです。

そのトップライトです。

開放型で雨を感知して閉鎖するというやさしい機構を持っています。

どうしても暗くなりがちな洗面所前の廊下を明るく、台所の通風を確保するということです。












既設瓦屋根の軒先の納まり

2010年9月24日

この画像は現場で大工さんが描いてくれた軒先の納まりを撮らせてもらったものです。

既設の屋根に使用されている瓦を全て葺きなおすとしたら、

たぶん現状より見劣りする仕上げになってしまうのではないでしょうか。

それほど私にはもったいないと思わせる手の入れ方でした。

そこで既設の瓦を降ろすことなく軒裏を新しく張りなおす工夫をしました、

それがこの納まり図ということです。











屋根の素材

2010年9月21日

既設玄関の前と東の増築部分は既設の瓦屋根と違和感の無いような

デザインにするためにステンレスの一文字葺きで寄棟にしました。

材質が硬く加工が難しいステンレスですが、鈍いシルバー色で

ご覧のように綺麗に葺ける職人さんが見つかりました。

後ほど全体像は分かってきますが、この部分が家の顔のようなもの、

うまくいくか気をもみましたがこれで一安心の日でした。
















居間のトップライト

2010年9月24日

居間とキッチン、ダイニングはワンルームになっています。

そのほぼ中央、既設瓦屋根の北向き勾配で直射日光の差し込まない、

漏水を避けることの出来る位置に取り付けます。

周囲はアイシネンの断熱吹付けと遮熱のボード、熱反射のガラスで内部の温度管理を守ってくれます。

この日は内部の天井との納まりを確認に来た日です。














丸太梁の補強受け

2010年9月29日

既設の屋根で居間の真上にある丸太梁は幾重にも他の梁を受け、

しかもご覧のような柱に相欠きで支えられているだけの状態でした。

これはもう現代技術の出番です、厚手のプレートで仕口を補強してやりました。












水平ブレス

2010年10月1日

伝統工法で組まれているので、耐震的に水平方向を固める火打ち梁はあまり使われていません。

大きな空間を振動時もフレキシブルに動いてくれる鉄筋のブレスで補強しておきました
















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