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《所在地》 岐阜県垂井町
《工事種別》 増築改修
《1階床面積》  191.91u
《2階床面積》  70.13u
《延床面積》 262.04u
       (79.4坪)
《施工》 三柏
 
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  トップ家づくりのプロセス>粋な伝統数奇屋>雪の庭、養生段階、塀の輪郭、通用口テラス、物干し
これまでに設計してきた住宅や建築の家づくりプロセスを紹介します。
 
  
粋な伝統数奇屋






雪の庭

2011年2月1日

庭先に雪が積もっています。

過去に経験してきた現場での印象を思い起こすと、雪と大工工事、内装工事は似合うようです。

外部の工事は雪が解けてからの宿題にして検討をすすめながら、

内部の工事を淡々と進められるかでしょうか。

センチメンタルですが、雪の日に現場で焚き火を囲んで煙に目を擦りながら、

また大工さんと雑談しながら暖を取っていたシーンが思い出されます。

木造の現場をご存知の方ならば頷いていただけることでしょう、

庭の雪を見ているとそんな思いが浮かんできます。

 












階段や洗面所も養生段階

2011年2月4日

階段の養生もキチンと出来上がり、2階の施工も順調に進んでいます。

実はこの階段周りも打ち合わせ段階で試行錯誤、

そして「三歩進んで二歩戻る」といった苦労の末の養生なのです。

ケヤキの階段袖壁の飾り開口のデザイン、手すりの組み方、塗り壁のコーナーの納め方、など。

全てのデザインの判断基準は、既設建物の空気を残しつつ新しい空気を吹き込むという

基本的な考え方を踏まえての悩みと決定でした。

画像のように監督さんが階段の前で悩む気持ちがよく分かります。

そんな悩みの中から生まれた力作のひとつがこの洗面所の化粧台です。

家具部分はシステムキッチンと同じノビリアさんの注文制作品ですから、

さすがに塗装の美しさや家具の作りはシッカリしています。

それにマッチさせた壁のミカゲの色や割付の検討、照明器具の位置など、

原寸の製作図を何度もチェックした成果です。















塀の輪郭は人の足元にも似て

2011年2月7日

ブロック積みと上部の木製屋根も完了した東側の塀です。

石垣だけの状態であった東側の庭先もこうして囲まれた空間が出来上がってくると

居心地が良くなるものです。

業界用語で敷地の「締りがよくなる」とかメリハリが出来てくるとか勝手に言っています。

敷地内部に立って石垣の向こうが下に落ちているような土地では、

塀を建てることによって内部の実面積は狭くなるのですが、

心理的に囲まれた安心感が発現するからでしょうか?

改修前にはサービススペースとしてしか存在しなかったような場所が今度は

本来の庭として機能することになりました。

人が靴に気を使うのと似て、建物も同様に足元をキチンとすることには意味があります、

特に数奇屋には。

こんな塀の効能に今更ながら気がつかされたのが、この日の収穫でした。














通用口やテラスの仕上げ

2011年2月9日

車庫の脇から玄関ポーチに通ずる通路は日常の使用が頻繁な部分となります。

車庫の軒下と新しく出来る玄関の庇、勝手口の庇と順に歩いていくと雨にぬれることも無く

勝手口にたどり着くように計画してあります。

ガスボンベや電気メーター、水道メーターと外来のサービスマンの方にも不便が少ないように

画像に写っているヒノキの格子の右側にはアルミの物干しを兼ねた

実用的なサービススペースの庇が作られています。

郵便や宅配のボックスもこの通路に面しています。

勝手口から北はプライベートな庭としての役割を重視した形になっています。

 居間の東側には東庭に向けてヒノキのテラスも完成してきました。











物干しスペースや広縁踏み石周囲

2011年2月12日

車庫脇の玄関への通用口、その北側に囲むヒノキの格子はアルミ庇を利用して作った

物干しスペースが隠れています。

またここにはガスボンベも置きます。

この日は塀の上部の板金工事を職人さんが進めているところでした。

 広縁の南側、踏み石は既設のままのものを生かして犬走りをミカゲ石で仕上げました。

広縁の床下は外気が入り込む構造、床が束石と束柱で支えられた状態でした。

東海地方の伝統的な木造ではよくあるデザインです、

見えていないですが地中梁と耐力壁に変身しています。

また室内をより暖かく涼しくするためにアイシネン断熱材に包まれています。

足元のコケは建築主さんが大切にメンテナンスしてみるもの、

一時期は元気を無くして茶色でしたが緑色に戻ってきているようです。














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