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これまでに設計してきた住宅や建築の家づくりプロセスを紹介します。
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パッシブソーラーとオール電化
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右の上のほうにある「紙」は地祭りのときお目にかかったものです。神主様の前にありました。
「これからも見守ってくださいよ」と掲げておきます。
日本人の精神文化はすばらしいのです。
工事に関わるみんなが、これを見て工事をすすめる事になり、
誰もがお茶の時間の話題に一回は取り上げます。
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北側の屋根にも通気層があるのが見えますか。
2階の床が下のほうに、ちょっとだけ見えていますが、ネタレス方法といって、地震には強い工法です。
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出ました!これが主役のひとり、Jパネルさんです。
日本全国、スギ花粉に悩ませられる方は多くいらっしゃいますが、ここで十分活躍してくれています。
杉板の厚板を貼りあわせて、耐力壁として、また内装の化粧として、また家具材として使用できます。
「杉原」さんとしては非常に鼻の高い思いをさせてくれる材料です。
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土台の柱の建つ位置の両側にアンカーボルトを入れています。
これも最近できた木造の構造計算法により確かめてみて、確信を得たことです。
・・・・・一般の規準では片側でもいいのですよ。
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Jパネル君があちこちに見えてきましたね。
こればっかりでは、たぶん「まるで山小屋みたいになるの?」という声が聞こえてきそうです.
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荷物が現場に着いたときは、なにせムクの材料ですから、
本物特有のバラツキがないかを確認に行きました。
綺麗な材料がほとんどで、安心しました。
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柱に取り付いているのがホールダウン金物といって柱、土台と基礎をしっかり繋ぐ金物です。
経験ある大工さんには、このように木材をいじめてしまうのは抵抗があるようです。
もちろん、性能を証明できれば、どのような工法も可能な時代になりましたから、
個人的には伝統工法にも挑戦したいところですが、地震の頻発する時代に入ってしまった以上は、
今のところ信頼性あるこの工法が頼りです。
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彼は付き合いも古い信頼している大工さんです。
どんな仕事もそうですが、景気の良し悪しに関わらず、研究心を忘れないことは至難の技です。
設計者は、それでご飯を食べているのですから当然ですが、
付き合ってくれる職人さんが居ることは幸せです。
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Jパネルは、柱と柱の間に嵌め込むことにより、耐震壁として機能します。
その耐力は従来のスジカイ以上であることを証明出来る認定品です。
百聞は一見にしかず、ごらんの通り、見るからに頑丈そうでしょう。
そして、この化粧面が内部に露出しているところがデザイン的にも内部の空気質を高める上でも
価値観をプラスしてくれています。
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基礎の立ち上がり部分のアップです。
下の白い部分はウレタン断熱パネル、土台との間に貼り付けてあるのは、「アリダンテープ」といって
ウレタン断熱材の弱点である「シロアリの大好物」という点を防止するため、
そして室内の気密度を高めるという2つの目的があります。
もっとも、断熱パネルの最下端部はコンクリートで包み込んでしまいますので、
シロアリも潜り込めないと思いますが。
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