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これまでに設計してきた住宅や建築の家づくりプロセスを紹介します。
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パッシブソーラーとオール電化
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屋根の瓦の見本を取り寄せてみました。
材料の決定は常に実物見本で確認しながら、その都度再確認を原則とします。
メーカーさんは仕様変更の頻繁なこと、カタログ説明の内容だけだは不正確で、
品質にバラツキが多いからです。
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こちらは建物の東面です。
2階北東の部屋の窓には朝の光が差し込むことが意外な発見です。
たとえ1箇所でも朝日が差し込む部屋があるということは、精神生活上大切なことです。
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右の緑色のラベルの巻物はルーフイングといって屋根の防水用の材料です。
これを2重貼りして、雨漏りから守ります。左のグレーの材料は、屋根材下の通気用部材です。
これは屋根下断熱材の効果を上げる為には不可欠なのです。
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上記写真の材料のメーカーが見えますか?
こういった通気に関する材料はいろいろ見かけるようになりました。
過去にはどれも高価で、選択の余地がなかったのですが、いろいろ選択できるようになりました。
床下の通気を気にするように外壁内部や屋根内部の通気を注意したいものです。
ちなみに屋根の小屋裏通気には「リンピア」を使用しています。
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これは屋根の野地板といって屋根瓦の下地材のひとつです。
製造会社と最近話題のVOCといって揮発性有機化合物の含有量を示す記号が印刷されています。
FC0は現在は☆が3つですからほとんどシックハウスの心配はありません。
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柱の寸法を計測しているところです。
もしこの時点で必要寸法が確保できていなければ、かなりレベルの低い、
というよりモラルに欠けた工事業者ということになります。
もちろん、当現場ではそういうことはなかったのですが、ビ○×○×なるテレビプログラムに
取り上げられている、ある現場には、それに近い状況で、びっくりしました。
ちなみに柱中央の裂け目は「背割り」といって木材の乾燥時に発生する歪みを吸収するためのものです。
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排水管の工事中です。
下水道の供用開始を前提に配管の勾配や方向、経路を設定するのことが重要です。
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浴室よりの排水管です。
排水管が常に基礎の下へ潜り込んでしまわない様にします。
地震時には建物の外周部分に大きな力が働くことが解っているからです。
これは維持管理を用意にすることにも繋がります。
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2階の天井裏はありません。
この工法は断熱材の性能が良くなってきたからこそ出来るのです。
少し前のある時代から、この工法のデザインのみの面白さをねらった設計はよくありましたが、
住宅の本質である居住性を無視して、屋根断熱に無関心で「暑くてたまらない」という感想を
建築主さんに頂いた少なからずいた・・・・・私は無かったのですが・・・・
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この工法の特徴は、設計家の「奇を衒う」という自己満足のみに陥ることなく、
実のある評価を得られるということです。
もちろん、好みは人それぞれですが、新技術の発泡断熱(ウレタンではありません)のお陰で
創れる居住性の良さと、もうひとつ大きいのは、縦方向の空間の広がりを感じて頂けるという点です。
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屋根の上からのスナップです、遠く伊吹山が見えます。
私は登るのが怖かったのですが・・・・・
緑色のシートが防水用のルーフィングで、防水を完全にするために、2重に貼ります。
(意外とお金の掛からない対策なんです)頂部のグレーの棒状のものは、屋根通気部材です・・
・・・先の写真で紹介しましたよね。
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南のベランダ部分は庇を長く伸ばしてあります。
理由は、デザイン的な意味を持つだけで終わってしまっては、
やはり設計屋の自己満足でしかないのです。
夏の日差しを遮ることが、エアコンの効率に大きく影響することを、数字で確認してみたからこそです。
「ソーラーデザイナ」というパッシブソーラーのソフトで試算してみた結果です。
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