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これまでに設計してきた住宅や建築の家づくりプロセスを紹介します。
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パッシブソーラーとオール電化
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この日は木材検査の日でした。
木材検査の日の作業量は結構たくさんあるのですが、これだけの写真では伝わりませんよね。
柱や梁など骨組みとなる材料の「顔」を全て眺めてみます。
木材は自然がくれる材料ですから(人間が勝手にくれていると勘違いしていますが)
全てがオリジナル商品です。それぞれの現場の出来栄えを大きく左右する重要な要素です。
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基礎の型枠が綺麗にはずされた後の状態です。
雨の日が続いて水が溜まっていますがコンクリート打設後のちょうど良い養生になりました。
基礎の中央あたりに丸い穴が見えますが、これがこの建物の大きな特徴です。
何かは、全ての工程を見ていただくと解ってくるのですが・・・・・・
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土台といって、この上に柱を建ててゆきます。
土台に塗られているのは防腐防蟻剤で、シックハウス法で問題としている成分を含まないものです。
上の写真で見えていた水は綺麗に消えているでしょう、
コンクリートの表面はますますカラカラに乾燥してゆきます。この工法ではシロアリは無縁です。
・・・・意外と知られてないのですが。
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写真右にあるのがアンカーボルトといって土台と基礎を連結する金物です。
この時点でもそれぞれの金物の位置を確認しておきます、建て方後の仕上りが想像できてしまいます。
木造の場合、隠れる部分も見える部分に大きな影響を与えます。
・・・・・世の中の全てのことに通じていますよね。
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いままでの工程は2次元でしたが、これからは3次元の世界です。
建て方のことを「建祭」(タテマエ)と呼んでいた時代をまだ私の世代(40代後半)は記憶にあるでしょう。
自分の家でもないのに、この頃になると40代のおじさんの胸は、年がいもなく弾みます。
代々ものづくり屋のDNAのせいでしょうか。
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土台寸法を測っています。
土台下のコンクリートが見えていますでしょう。
これは土台が12センチ、基礎の幅が15センチあり3センチ分が見えているのです。
これも他にはあまり教えたくない理由があるのです。
完全に近い工事をするための設計上のコツと書いておきます。
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全員集合の建て方作業です。
このあたりからは動きのある写真が続きます。
建築主さんいわく「びっくりするくらい見る見る間に出来ていってしまいますね」そして「木の香りがする」
息子さんが「上まで上ってみたい」と。
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桁や梁の仕口や継手の方法は施工前にチェックを入れます。
木構造の専門工事業者といっても、細部においてはその考え方に差があります。
したがって、各部分の力の配分を意識した部材の繋ぎ方の検討を加えます。
これを抜いてしまうわけにはいきません。
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曇り空の日でしたが、気温も理想的で、涼しい思いをしながらの一日でした。
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この部分は何かが解りますか?
2階の屋根と天井を支える部材と答えておきます。
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上の写真の部材を取り付けているところです。
みんな心配そうに見上げています。これなら何の部材かが、お解かりでしょう。
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