木の香りとオール電化
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着手前の現地調査
正面の奥へと延びる通りの右、手前の建築主所有のビルから2件目が敷地です。
手前の左右に走る大通りは、工業高校の正面へ続きます。大垣市内でも比較的静かな場所です。
とにかく現場へ行って現地の空気を吸うこと、雰囲気を感じること、これが一番大切です。
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スエーデン式地質調査
2001年10月26日
地震が頻発するようになってから、いやそうでなくとも地質の状態を把握することは
必須条件なんですが、この日は地質調査の日です。
特に大垣市は昔から水の都、重要な作業です。
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2002年1月24日
丁張りで建物の高さと平面的位置を確定してから、べた基礎の砕石地業をしたところです。
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2002年2月8日
べた基礎の配筋検査の日です。
誰しも口にする「基礎が大切」という言葉、
建築主には見えてないことが多い基礎の施工精度が及ぼす建物全体への影響、
コンクリートや鉄筋の強度だけでなく芯ズレやレベル。
設計図通りというのは当然ですが、施工者側の技術の差による影響はさすがに
「建築士さんにお任せするより仕方ないですね」・・・毎回建築主さんはおっしゃいます。
ただただ鉄筋が並んでいるだけにしか見えないかもしれませんが、多くのことが隠れています。
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2002年2月8日
配筋検査の日の午後、コンクリート打ちでした。
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2002年2月20日
コンクリートの打設の日です。
スランプ(コンクリートの硬さ施工性)、空気量(コンクリート内の空気の量、密度)、
塩分濃度(コンクリート内の塩分割合、塩分が入っているとアルカリのコンクリートには最悪)、
温度、など打設するコンクリートを現場で確認します。
品質に問題のあるコンクリートのことでマスコミを騒がせることのある昨今、
住宅では現場で品質を確認することの少なくなった現状に反して、
偽装問題の根絶に協力しようと頑固にこのテストを実行しています。
他の建材とは違いコンクリートばかりはこの段階での品質確認が大切です。
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2002年2月7日
木材検査の日です。
木造の建物を工事監理して木材の良し悪しを確認しないことがあるとすれば、
アンパンの餡を入れないのと同じ、ところが木材を吟味できない建築家が多いのをご存知ですか。
杉は産地によって強度が2割以上違います。
今回は福井県の勝山の杉ですが、奈良県の吉野杉の大木などはヒノキのような強度をもっています。
木材を見ていると懐かしさというか包まれるような安らぎを感じるのは私だけでしょうか。
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