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これまでに設計してきた住宅や建築の家づくりプロセスを紹介します。
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挟土秀平と岐阜千成寿司
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出会いの場面の画像があれば最高ですが残念ながらありません。
私の知人に建物デザインの意外性に興味津々の方が居ます。
彼は元銀行マン、千成寿司の近くにお勤めだった銀行の支店があります。
千成寿司さんは彼の担当店舗だったようです。
人柄も銀行マンの硬いイメージは感じられない気さくで人懐こい世話好きな人です。
どうもその頃から新しいお店の構想はひそかに大将(千成寿司のご主人)との間で
進んでいたようです。
その元銀行マンの知人は、種々の事情から建築関連の社員になりました。
まるで浦島太郎みたいな展開ですが深く追求しないでください。
かくして私の事務所へ足繁く営業にいらっしゃる、いや不謹慎ですが「遊びにいらっしゃる」
といったほうが正確かもしれません。
私もとって押しもないことを考えたり、建物で表現してみたりすることは嫌いではない。
彼はそれ以上に素人の専門性に長けた人、
いつしか千成寿司のプランの話題で盛り上がっていました。
まあ、お互い興味深い仕事に飢えた狼のようにこの計画を睨んでいました。
計画敷地が確定したということから、ごく自然に建築主を囲んでプランが自然にスタート
していました。
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この日は知人から計画のご紹介を受けて、建築主さんにお会いする前に
計画敷地周囲の空気を知りたくて、現況の店舗の付近をウロウロしていました。
中央の「千成寿司本店」の看板のある建物が現在の店舗です。
岐阜市、西濃地区では知らない人も少ないくらいのネタが大きくて美味しいお寿司屋さんです。
岐阜市の中心市街地、岐阜駅まで5分、有名な柳ヶ瀬まで5分、という便利な場所です。
左に見えるタワーパーキングの向こうの交差点角の敷地が計画敷地です。
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タワーパーキングと大垣共立銀行に囲まれた角地が計画敷地です。
ここにどんな建物がふさわしいか、お寿司屋さんの活気を象徴するような形は何か、
考えながら同じ場所を行ったり来たり、悩ましいけれどワクワクした気持ちが踊っていました。
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これが敷地です。
近づいて見るとたったこれだけかと思われるかもしれません、
しかし縦方向のボリュームがでると不思議に存在感が出てきます。
歩いている人を見ると一般の住人、お勤め風の人、いろいろな方が通過してゆきます。
どんな客層になりそうかも興味深いところです。
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後日、近くに見つけた支店です、あとで知ったことですが本店で修行をされて独立された方の
お店のようです。
店舗のロゴが参考になるかと画像を残しておきました。
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こちらは寿司屋さんではありません。
岐阜市内にある和風の会席料理屋さんです。
アプローチの部分が気に入って撮ってみたのですが、和の雰囲気を作る何かヒント、
もしくはパーツがないかを家族サービスを兼ねて考えにきました。
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