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《所在地》 岐阜県岐阜市 |
《工事種別》 新築 |
《1階床面積》 91.88u |
《2階床面積》 93.55u |
《3階床面積》 93.55u |
《4階床面積》 70.98u |
《延床面積》349.96u |
(106.05坪) |
《施工》 岐建株式会社 |
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設計及び工事のプロセスはこちらです |
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2階ホール部分
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2階への階段
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内装をまとめるキーワードは「木」「土」「紙」それから「挟む」かもしれません。
最後の「挟む」とは、この土壁を仕上げた「挟土秀平」さんから連想したわけではありません。
正面の挟土秀平さんの土壁にライティングしました。
下半分はベッドサイドライトの大きなもの、大きなホタルのお尻、近くで見ると紙に見えます。
土にスス竹を埋め込んだデザインの大胆なテクスチャによく似合います。
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2階客間の交差点側の状況です。
ちょうちんの向こうには岐阜駅があり、外部空間が広がっています。
こういった窓は、深い蒼い海の底を覗くときの気分を味あわせてくれます。
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奥の個室は堀コタツ形式になっており、床暖房が入っています。
高齢のお客様や足の不自由な方も着席できます。
中央の座卓は脱着自由で、2組に分けることができます。
飾り床の格子と障子は内部の照明取替えも考慮して、脱着可能な形を取っています。
下部敷石部分のライティングをすると全体の重いイメージが軽くなること、
同時に足元の照明を兼ねている。
個室の堀コタツの存在は、店の人気の秘密になるように思い、設計時点にも提案を出しました。
お客様の年齢層が厚いこと、大きく捕らえて高齢化社会に加速度的になってゆくこと、
何といっても設計者自身がその良さを強く感じていたからです。
ただ、闇雲にデザインに没頭するばかりでなく、施主様の本来の目的に沿う提案は、
強く主張することにしています。
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