工事が始まれば周囲の協力者にいろいろな参考意見を尋ねながら決めればよいことばかりですが、ここであえて整理してみました。
こういったことは地域性が反映されるので参考までにということかもしれません。
■工事着手時
これからその場所に住むことになるわけですから近所への挨拶が必要です。
地鎮祭のときに、自分の敷地と接しているお宅と、道路を挟んで正面、その両隣町内会長さん、組長さんと、気になるお宅があれば挨拶に伺います。
最高で1,000円程度で普段使うものが良いでしょう。もし、何回か伺っても留守であれば、挨拶状を入れておくと良いでしょう。
地鎮祭は神主さんに玉串料としてお礼をします。神主さんによって料金は異なりますが、1万円程度で良いでしょう。
■工事中
昔は、大工さんに直接工事をお願いして、毎日、休憩時間のお茶や日当を渡してました。
現在は、工事請負業者の現場監督がとりまとめをしてますので、基本的にはそういった心配ありません。
現場に工事を見に行くときに缶飲料などを差し入れる程度で結構です。
増築や改装等、常に職人さんと顔が会う現場では、お茶などを水筒に入れて置いておく程度でもよいのではないでしょうか。
ただし「いつもご苦労様です」のねぎらいの言葉は差し入れ以上に大切です。
■上棟(建方、建前)時
いよいよ、骨組みが立ち上がるとき、建前(建方)が行われます。
事前に、その日現場に何人の職人さんが来るか確認して、持帰り用の仕出し弁当と2合瓶のお酒、ご祝儀を配ります。
住宅の場合、職人さんが5〜7人+現場監督+設計者で7〜10人程度です。
仕出し弁当が3,000〜5,000円程度、お酒が500円程度、ご祝儀は職人が5,000円程度、職人の棟梁、現場監督は10,000円程度です。
建前(建方)のお祝儀は最近では必ずしも必要ではないと考えます。
大切なのは、現場を守ってくれる職人さんへの気持ちを形に表すことでしょう。
建築業者によっては、見積りの中に建前(建方)費用を含んでいて、仕出し弁当やご祝儀をお断りしているところもあるようです。
■竣工時
関係役所と設計事務所の竣工検査が合格しましたら、いよいよ入居です。
会社関連、役所関連以外の建物、住宅の場合でも上棟時のお祝い(上記程度)もしくは竣工時のお祝いのどちらかを行うだけのようです。
住宅では、親しい友人、親類縁者のみを集めてのうちわのお祝いをされる程度です。
したがって、費用は食費x人数とでもしておきましょう。
以上が概略です、繰り返しますが金額の数字は参考程度ということでお願いします。
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