気心知れた友達だというだけで無条件に設計者より工務店を先に決めるのは早計かもしれません。
それまでつくりあげてきた信頼関係は大切です、そのことは建物を完成させるには、プラスでしょう。
しかし工務店にも得意な分野とそうでない分野がはっきりありますのでよく調べてください。
当然ですが工事そのものによって会社の売り上げをあげなければならないのが建設会社の宿命でもありますから実際は不得意な種類の建物であっても契約しなければならないときもあります。
個人的関係から無理しても契約したくなるような場面の発生しそうなケースこそ、先に設計者を探して中立な立場で検討してもらい、どのような方法で設計と工事をすすめるかを決めておくべきともいえます。
ただし、その場合は設計監理を専業とする建築家を探してください。
そして工事はすべて設計者との相談のうえですすめていくことです。
このことは、その工務店さんの仕事を取りあげてしまうことにはならず、今までの経験では良い仕事をしてくれる工務店さんほど、うなずいてくれました。
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