田園に住まう
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・・・・「寛大」という2文字は精神的な心の広さを意味するのであって
建物のサブタイトルにはちょっとおかしいですね、
建築主さんの印象と現場周囲の田園風景、工事の楽しかったことがこう言わしめたのでしょう。
平面計画はこの地方の標準タイプですが、
細部にわたっていろいろな工夫を施主さんと共にちりばめました。
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南面玄関正面
外観のイヤミのないシンプルさが評判のようで、見学者があとをたたないとか・・
この「普通」がいいとか・・外装と玄関はケイソウ土を、木は樹脂成分の塗装を使用しました。
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玄関ポーチ
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東面よりの遠景
この のどかさを見てください。
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階段登り口
どの部分を見ても大工さんの苦労がうかがいい知れるでしょう。
一週間に3回は打合せ会をもちました、そして一生懸命やってもらえました。
お陰で竣工後の建具の狂いも少ないようです。
真中のスリットは一輪差しの面台です
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玄関ホール
玄関で交わす挨拶、「どうぞご遠慮なくお上がりください」というのがあります、
その言葉がごく自然に響くように、シンプルな雰囲気と明るさ
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玄関ホール戸口
明かりが差し込まず暗くなりがちなこの地方の玄関に光を与えるため、
外部の軒裏仕上げを内部に持ち込みます。
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階段室ホールを2階より
階段幅員は90cm以上あるように手すりはいつも、つかめるような巾にすること
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階段室から北庭を
床に明かりを与えると安心感につながるようです、段差を解消するだけでなく明るくすること。
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玄関ホールと階段室は天井までの可動パーティションにて
区画できるようになっています。
プライベートゾーンと公的ゾーンの角(かど)のたたないケジメ
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和室より玄関ホールを
このページを見て下さっている方の中にはいろいろな地方の方がいっしゃるでしょうから説明しますが、
私の街揖斐川町では、上のような和室はお付き合いのためには不可欠です。
無駄なような気もしますが、地区の和を保つには大切な社会的意義のあるものになっています。
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玄関ホールから和室
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明るく大きな居間
開放感は省エネの障害になるように思われがちですが、
常に外部気候と付き合う距離感を忘れなければ、方法はあるものです
もちろん、現代の技術も取り入れています、特に断熱による省エネルギー、バリアフリー
には力を入れてあります。
もっとも、お父様はご高齢ですがたいへんお元気で、毎日外に居ないと気が変になりそうだそうです。
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